ルイガノ旅日記

2025年5月、gooブログから引っ越してきました。

2006-01-01から1年間の記事一覧

大空への憧れ

三沢の街を歩いていると、赤いプロペラ単葉機の絵や模型をよく目にする。これは「ミス・ビードル号」と言って、初の太平洋横断無着陸飛行に成功した飛行機だ。 リンドバーグによる大西洋横断飛行に遅れること4年(1931年)、米国人クライド・パングボー…

大晦日の八食センター

八戸の台所、八食センター。年越しと正月の肴を仕入れるため、大晦日の八食センターに出かける。案の定、駐車場待ちの列ができるほどの人出で、期待どおりの活気ある市場めぐりができた。 人の群れで溢れ返る場内。さすがに大晦日、いつもの週末どころではな…

発泡性日本酒「しずくいし」

旅先での楽しみはその地方の郷土料理だけではなく、地酒もまた旅気分を大いに盛り上げてくれる。地方の酒屋に立ち寄ると、さまざまな種類の地酒が並んでいて、気持ちよく圧倒される。地酒のラベルや特徴についての説明など、見ているだけでも楽しく、飽きる…

田沢プラトーホテル

旅先ではその土地ならではの味を楽しみたいもの。プラトーホテルでは、秋田の郷土料理を囲炉裏で味わわせてくれる。煙に燻されて黒光りしている鍋を吊るす縄や自在鉤、天井の梁。囲炉裏がかもしだす雰囲気に郷愁を誘われるのは、日本人のDNAのせい? 初日…

宮沢賢治ワールド

岩手・秋田を巡る年の瀬も近い二泊三日の旅。宿は、田沢湖温泉郷にある田沢プラトーホテルのコテージ。和室と洋室があってゆったりしており、本館と離れていることもあって、未唯(「みゆ」と読みます。16歳のミニチュア・ダックスフント)連れでも心おき…

出会いのワイン&グラッパ

姪の結婚式参列のため久しぶりに上京。ホテル周辺を散策中、懐かしい「PASSO DOBLE」を見つけた。「PASSO DOBLE」と言えば、沖縄を離れる前、てんもりさんがセットアップしてくれた「てだこ亭」夕食会で飲んだアルゼンチン原産ワイン。…

桂温泉(その2)

東北の温泉の奥深さは、正統派の温泉だけにとどまらない。青森県のあちこちに湧き出す温泉は日常生活の一部となっており、銭湯のような感覚で市民に親しまれている。私が住む三沢市やその周辺にも多くの温泉があって、とりわけ週末の夕方はどこも大賑わいだ。…

青森の温泉

東北は言わずと知れた温泉の宝庫。なかでも、青森には名湯・秘湯に名を連ねる個性的な温泉が多く湧出し、温泉マニアならずとも一度は訪れたいエリアだ。とりわけ、八甲田連峰周辺には、青荷、酸ヶ湯、蔦、谷地、八甲田など、泉質、景観、雰囲気ともに素晴ら…

駒の里 十和田市

実に久しぶりに愛車ルイガノとともに自宅周辺を散策。 十和田市は、東西で言うと青森県のほぼ中央。西端の十和田湖で秋田県と境を接している。「駒の里」とも呼ばれていて、歴史的に馬の関わりが深く、街中いたるところに人と馬との共存を感じさせるオブジェ…

晩秋の奥入瀬・十和田湖

青森に引越してきた頃に残雪の奥入瀬を散策して以来、久しぶりに十和田湖方面に向かう。遠くに八甲田連峰を臨みながら、一路西へ。十和田市を過ぎると、黄色や赤の毛糸の玉で埋め尽くしたような里山が間近に迫ってくる。今年の秋は冷え込みが今ひとつだった…

さくら祭り

連休を利用して、桜の名所を訪ねた。ハワイ、沖縄と、桜とは縁遠い生活が4年間続いたため、今年こそ桜を堪能したいという思いに突き動かされるように、北東北を巡る。今日は生憎の小雨となったものの、この3日間、概ね天候にも恵まれたので、心ゆくまで桜…

十和田湖とその周辺

多少青森での生活にも慣れてきたので、十和田湖までちょっとだけ遠出することにした。奥入瀬を経て十和田湖まで、約1時間半のドライブ。途中、酸ヶ湯温泉方面に寄り道をして、開通間もない八甲田・十和田ゴールドラインを走ってみた。北国の春は未だ遠く、…

桂温泉(その1)

青森での生活も2週間が過ぎた。北国の生活に慣れるにはまだまだ時間がかかるだろうが、嬉しいのはいたる所に温泉が湧出していること。我が家の近くにもいくつかの温泉があり、週末ごとに通っても全部回るにはしばらくかかりそうだ。なんでも、青森県は温泉…

青森到着

平成18年4月1日。快晴の日本列島を一路北上し、青森県に到着。関東平野を過ぎる頃から、眼下の日本列島は雪景色に変わった。雪深い地域での生活は初めてのことゆえ、不安と未知の世界への期待が交錯する。 初めて迎える週末、白鳥飛来の地として知られる…

月ぬ美しゃ

沖縄で過ごす日も残りわずかになってきた。ちょうど1週間後の今日は、青森県に降り立っているはずだ。沖縄で出会った味ともお別れかと思うと少し寂しいが、限られた週末、新たな店を開拓するだけの時間はない。という訳で、これまでの沖縄生活で気に入った…

ハワイの思い出(その3)

日立のコマーシャルで有名な「この木なんの木」。H-1フリーウェイのすぐ横のモアナルア公園にある。この木陰では、ハワイの強い日射しもなんのその。広く枝が広がった木の下は驚くほど涼しくて快適だ。 お昼時に、ランチ・ボックスを抱えてよく出かけた。…

ハワイの思い出(その2)

沖縄で過ごしたのは2年にも満たないが、公私ともに充実した時間だった。その土地に慣れ、周囲の人々と語らい、すっかり馴染んだ頃には転勤の時期がやってくる。転勤族の宿命とはいえ、いつもこの時期は多少センチメンタルになる。 2年前の春、ハワイを発つ…

琉球ガラス村

沖縄本島最南端 喜屋武岬の入口付近にある「琉球ガラス村」。 色鮮やかな琉球ガラスを使った製品を展示販売しているほか、 ガラス作りの見学はもちろん、自分でグラスを製作する体験もできる。 2年近くも暮らすと、少しずつ増えてくるグラス。訪れた先々で…

あしびなー

那覇空港から車で15分ほど南下すると、アウトレットモール「あしびなー」があり、多くの観光客や地元の人たちで賑わっている。広い駐車場もいっぱいで、空きを見つけるのに苦労するほど。これは比較的最近の現象で、以前は客よりも接客側の数のほうが多い…

てだこ亭夕食会

迫力の沖縄グルメ情報を発信している「てんもり」さん。土曜日の夜、てんもりさんがセットアップしてくれた「てだこ亭」夕食会に私たち夫婦も参加させていただいた。 集まった5人全員が、自転車をかなり本格的に趣味にしている人たちだったのには驚かされた…

路地裏散策(その2)

明け方から降り始めた雨は昼にはあがったものの、風が強くなってきている。流星号Ⅱは、このところ出番がなくて可哀想だが、天候には勝てない。午後は、我が家周辺の路地裏を歩いて散策することにしよう。 路地から路地を辿って深く入り込むと、複雑に絡み合…

旧海軍司令部壕公園

未唯が大好きな旧海軍司令部壕公園。週末は未唯を連れて散歩に来るのが我が家のお約束。目が見えない未唯は、知らない場所ではとても臆病なのに、何故か初めての時からここではまるで自分の庭のように歩き回る。 この公園は、那覇市と豊見城市を一望できる小…

沖縄の墓

内地と異なる風習や文化が沖縄に独特の存在感を与えている。 墓もそのひとつ。見晴らしのよい小高い丘の中腹に建立されることが多い沖縄の墓は、ひとつの建築物のような外観。お盆には一門が集まって墓の前のスペースで宴を催すのだという。

今帰仁城跡

本部半島一周ドライブ。先週の土曜日、これまで行きそびれていた今帰仁城跡を訪ねた。 本部半島は桜の名所。と思いきや、見事に葉桜となっていた。なんと、1月中旬にはシーズンを終えていたらしい。家内は、果敢にも真っ赤に熟したサクランボにチャレンジし…

本部半島一周ドライブ

昨日は、白金に住む家内の友人が訪ねてくれたのを機に、一緒に本島中部のドライブに出かけた。青森転勤も目前に迫っており、名護方面に出かけるのもこれが最後になるだろう。 米軍楚辺通信所。通称「象の檻」と呼ばれる施設に立ち寄る。象どころか、ネッシー…

沖縄の民家

沖縄に越してきて意外だったのは、ほとんどの民家は鉄筋コンクリートでできているということ。写真や絵葉書でよく見かける伝統的な赤瓦の家は、今では稀にしか見ることができない。 赤瓦を葺いた木造家屋が廃れてきたのは、台風の襲来に備えるためらしい。沖…

ジスタス那覇

ハワイ赴任中は、せっかくの機会だからとあちこち食べ歩きしたほか、多少なりとも米国流の食生活に染まったためか、日本にいるときよりも10kg内外体重が増えてしまったようだった。(「ようだった」などと、いい加減な書き方になってしまったのは、ハワイ…

週末の一日(その2)

URMAで昼食をとった後は、海中道路を通って浜比嘉島に出かけることにした。 未唯は、ずっと窓の外を覗いたままで、久しぶりのロング・ドライブに興奮した様子。途中、世界遺産に登録されている勝連城跡に立ち寄った。 駐車場から見上げる勝連城跡全景 三…

週末の一日(その1)

沖縄は久しぶりの快晴。妻と未唯と三人で本島中南部をドライブ。犬は車に弱いというけれど、未唯は小さい頃からドライブが大好きだ。嬉しそうに窓から身を乗り出し耳をパタパタさせて、飽きることがない。目が見えなくなった今では、さすがに身を乗り出すこ…

島言葉(しまくとぅば)

沖縄には、「島言葉(しまくとぅば)」または「うちなーぐち」と呼ばれる独特の言葉がある。日本語とは明らかに一線を画する言語で、ちょっと聞いただけではさっぱり理解できない。この「うちなーぐち」、いまでも牧志公設市場や路地裏などでは耳にすること…